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(東京都・中央区 日本橋) |
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凧 の博物館は東京・日本橋にある有名な洋食屋さん「たいめいけん」ビルの5階にあります。
1977 年(昭和
52 年)11 月 15
日に「たいめいけん」の先代の主人,茂出木心護(もでぎ しんご)さん(1978年没)によって設立されました。茂出木さんは西洋料理の達人であり,凧揚げの名人でもありました。
凧の博物館には,茂出木心護さんも設立発起人のひとりであった「日本の凧の会」の本部事務局がおかれています。
凧 の博物館には,江戸錦絵凧など日本全国各地の昔から伝わる郷土色豊かな凧や,工夫をこらして新しく創作された凧などが数多く展示されています。また中国やアジア諸国などをはじめとして,世界各地の凧も展示されています。その所蔵点数は 3,000 件近くに達し,日々に増えています。
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| 江戸角凧「一ノ谷合戦」 | 江戸角凧「浪兎」 | 江戸角凧「勧進帳」 |
| ( 1025 × 640 mm ) | ( 1120 × 710 mm ) | ( 780 × 465 mm ) |
| JPEG (165 kB ) | JPEG (120 kB ) | JPEG (121 kB ) |
| 上の写真をクリックすると拡大画像を見ることができます。 | ||
日 本の伝統的な凧の骨組には真竹がつかわれます。節と節の間隔が長く,全国各地に自生している身近にある材料で,強くて軽く,弾力があるのが特長です。通常,竹の幹を梢の方から縦割にして望みの太さに仕上げ,表面を滑らかにして使います。
骨 組の上には和紙を張ります。和紙の原材料は「こうぞ」や「みつまた」などの樹木から取る繊維です。和紙は軽くて丈夫なので,凧に適しています。
凧
絵は凧骨に張る前に書き上げます。武者絵など,用意した下絵の上に和紙をおいて輪郭を墨で写し取ります。墨に含まれるニカワが紙に侵み込んで,彩色のための染料が隣接する他の色と混じらないようになります。
このように透明度のある染料で彩色することで,空に揚がった凧がステンドグラスのように透き通って,鮮やかな美しさを示します。
凧 糸には木綿や麻のやや太い撚り糸が使われてきましたが,空中で互いに相手の凧を切り落とす凧合戦には,ガラスの粉末を塗り込んだり,ガンギリと呼ぶ刃物を取り付けたりします。
竹 の弓に籐を薄く削ってテープ状にした弦を張って凧の丈夫に取り付け,空中で勇壮な響きをだす「うなり」は豪快なアクセサリです。大空高く上がった凧の揚げ糸に,穴をあけた紙を通すと,風に吹かれて手元から凧まで揚がっていく楽しい「糸のぼり」もあります。
凧
の博物館では,凧の展示の他に,全国各地の凧揚げ大会や凧の作り方教室などのさまざまな催しを紹介しています。またいろいろな凧や凧つくりの材料,揚げ糸,凧の作り方を紹介した本を販売しています。
絵はがき,ステッカー,カイトピン,Tシャツ,帽子,半纏など楽しいミュージアム・グッズもいっぱいです。
ぜひ一度おいで下さい。
構成:山中 馥(会員),取材協力:堤 昭明(事務局)
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